どうも!コスプレイヤー兼メイクアップアーティストの綴喜明日香です。
コスプレに特化したメイクを行っている珍しいメイクアップアーティストです。
詳しくはこちら。
普段はメイクアップレッスンや、撮影時のメイクのみをお引き受けしているのですが、場合によってはカメラを握ってスタジオ撮影もさせていただいております。
今回はなんと、大人気アプリゲーム、『ツイステ』のアズール風メイクをご依頼いただきました!
御依頼者様は以前もお申込みいただいたそらさん。
そらさんには以前、同じく『ツイステ』のルーク風メイクをさせていただきました。
ありがたいことに、その時のメイクと撮影にご満足いただいたようで、再度お申込みいただきました!
この記事では、撮影のレポートと、簡単なメイクの説明をしていきます。
当日の流れ
スタジオ集合
今回のスタジオはハコスタジアム東京。
関東では最大級のシェアスタジオです。
シェアスタジオとは、決められた時間帯で料金を支払い、何組かで一緒に使うスタジオのこと。
ハコスタジアム東京は、さまざまなコンセプトのブースがあり、アミューズメントパークのような場所です。
アイドルステージ、ヨーロピアンな街並み、和室、ゴシックルーム、中華、サイバーブースとなんでもござれ!
一つ一つのブースの大きさもそれなりにあるので、いろいろなシチュエーションでの撮影が楽しめます。
実はこちらのスタジオ、ショッピングモールの中に入っているので、帰りに買い物をしたり、撮影前にちょっと時間をつぶしたりすることも可能です。
今回はちょっと早く着いてしまったので、ドトールコーヒーでホットサンドをほおばってから行きました。
スタジオ入場
ハコスタジアム東京は事前にチケットを購入することができます。
購入したチケットはStacaカードという専用の会員証で確認することができるので、入場時はカードをスタッフさんに提出するだけで入場が可能です。
現在はコロナウイルス対策として検温と消毒を行っていますが、システムとしてはとってもスムーズ。
入ってすぐはロビーになっており、すぐ左手に女性更衣室があるので、我々はすぐ更衣室へ。
着替えとメイクアップ
ハコスタジアム東京はメイクブースと更衣室は分かれていません。
広い空間にテープで印がついていて、テープに沿って並んで着替えとメイクを行います。
いくつかテーブルとイスが用意されているので、そこを使うこともできます。
そらさんに衣装に着替えていただき、ウィッグネットとカラーコンタクトの装着が完了して、いざメイクアップ!
メイク自体は1時間かからないほどで完成します。
(メイクの工程についてはこの後!)
座ったまま、隣に膝立ちの状態で行っていきました。
その後ウィッグの装着と、衣装の装飾をつけて完成!
いざ撮影へ
平日と言うこともあり、とっても空いていました。
貸し出し機材が多くあり、今回は無料で借りることのできるライトスタンドをお借りしました。
黒ホリゾント(黒一色のブース)や白ホリゾント(白一色のブース)、ゴシックブースや目的であったナイトラウンジでの撮影もすることができ、大満足。
スタッフさんたちがとっても親切なので、大道具を動かすときにはご協力いただきました。
いつもお世話になっています。
撤収
撮影が終われば後は撤収作業。
ブース内で移動させたものがあれば元に戻し、借りた小道具は片づけます。
原状復帰がマナーです。
そらさんにはお着替えをしていただき、私は機材の片付けとレンタルしたライトスタンドの返却。
退館手続きもスタッフさんにカードをお渡しするだけなので、実にスムーズに完了しました。
メイクアップのポイント
そらさんに許可をいただいたので、今回のメイクアップのポイントを解説していきます。
ベースメイク
今回のお悩みは大きく以下2点。
- 頬骨のでっぱり(ほうれい線が目立つ)
- 大きな丸目
まずはその2点を解消すべく、テーピングをしていきます。
ほうれい線を消すためには、耳の下あたりから後頭部にかけてググっと顔の肉をテープで引っ張ります。
そうすることで、頬の余分な肉が外に分散するので、ほうれい線が目立たなくなります。
大きな丸目はもともとお持ちのとってもいいパーツ。
ただ、アズールはちょっと切れ長なつり目なので、今回はテーピングでこめかみのあたりから後頭部にかけて吊ることで、シャープな目元へと変化させました。
アイメイク
アイメイクのポイントはやっぱりつり目。
アイラインの目尻側をオーバーに引くことでよりシャープな印象の目元にしました。
またブラウンのアイシャドウで目尻側から影を入れてあげることで、ぐぐっと目元が引き締まり、切れ上がった印象に仕上がります。
目頭にもすこーし切開ラインを引いたので、より切れ長な印象にもっていけています。
アイブロウ
ベースの段階で、つけまのりで眉毛を倒します。
その上から赤のアイシャドウを乗せて色を相殺し、更にコンシーラー、フェイスパウダーと重ねることで鉄壁の守りに!
アズール自身の眉毛は、元の眉よりも少し下の位置から、眉頭、眉山、眉尻の位置を決めて引いて行きます。
眉が太くならないように、しかしはっきり主張できる眉を意識しました。
リップメイク
上のリップが控えめ、下のリップが少々主張が強いイメージだったので、上下ともにコンシーラーで消し、上が控えめになるようにピンクのグロスを引いています。
「口角が下がって見えるのがコンプレックス」とお伺いしたので、ブラウンのリキッドアイライナーで少々口角を書き足しました。
そうすることで、口角がきゅっと上がったように演出できます。
また、リップラインといって、リップの縁取りをする技術があるのですが、その技術を活かして事前に唇に口角が上がるようなラインを下書きしてリップを入れました。
完成作品
せっかくなので完成したお写真をご覧いただきましょう!
アズール
白ホリゾントでの一枚。
ブルーのフィルターを使ってどこまでできるかチャレンジ。
私の好みで、徹底的に見下すように微笑んでいただきました。
ありがとうございます!
回廊の先に
ヴィランとしての彼を廊下の向こうに見る雰囲気。
そらさんから、「ブルーのライトで、シルエットで」というご提案をいただいて実践しました。
なかなかハコスタジアム東京のパレスアーチだとはわからないのでは!?
あなたの願いは?
対価がたかそう…!!
「契約書つくってくればよかった!」と二人で嘆いた1枚…。
ナイトラウンジにて
サムネイルにもした1枚。
彼の自慢のお店にようこそ。
水中の戯れ
ことらもナイトラウンジでの1枚。
水中のクラゲたちと戯れる姿がとっても素敵…。
彼こそヴィラン
怪しげな笑み。そうです私はこれが撮りたかった…。
リクエストに全力で応えてくださったそらさんに感謝を…。
花の中に眠る
私がなんとなくしたツイートを実現してくださいました。
幣汁なら棺桶ブースの棺桶を横にしてもよいとのこと。
スタッフさんにお手伝いいただいて倒し、中に入っていただきました。
ジャストアイデアだったのですが、実現させていただいて感謝の限りです!
全体の感想
そらさんは2度目のご依頼なうえ、もともとフォロワーさんでもありましたので、お互いに気軽に楽しめたと感じています。
今回もメイク、撮影ともにご満足いただけたようで、「ぜひ次も!」と言っていただけました。
今後ともメイク、撮影共に精進していきたい所存です!
いつかメイク+撮影プランも立ち上げたいなと思ったり。
コスプレイヤーさんむけメイクアップレッスンや、撮影当日のメイクを行っております。
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